Column
日本は昔から、米を主食に、野菜、芋、魚介、海藻などを使った副食という食生活をつづけてきたが、海外からの食文化が入ってきたことで、食のスタイルも多様化。 |
その中で、生活習慣病などの病気も増加し、最近は日本食が見直されつつあり、そんな日本の伝統食に使われる食品の頭文字をとって、 |
覚えやすくしたのが「まごわやさしい」ぜひ覚えておきたい、健康的な食卓への合言葉です。 |
豆類は、現代人に不足している植物性たんぱく質を補ってくれる食材です。 |
「畑の肉」といわれる大豆は、良質のタンパク質やミネラルが豊富で、ヘルシーな食生活の強い味方になり |
生活習慣病の予防にも効果的と言われています。 |
■ 食材例→納豆・大豆・豆腐・あずき・黒豆・油揚げ・高野豆腐など |
「ご」にはナッツ類も含まれます。 |
ごま・ナッツ類などの種実類には、ビタミンEがたっぷり含まれています。 |
切ったり刻んだり、すりつぶすなどして使うことで、効率よく栄養成分を取り入れることができます。 |
■ 食材例→ごま・アーモンド・ピーナツ・くるみ・栗・ぎんなん・松の実など |
海藻類はカルシウムなどのミネラルが豊富で、繊維質も含みます。 |
酢や油と組み合わせると栄養成分が効率よく摂取できる為、調理の際は酢や柑橘類の汁、植物油を利用するのがおすすめです。 |
■ 食材例→わかめ・のり・昆布・もずく・ひじきなど |
野菜によって含まれる栄養素は違いますが、すべてに含まれているのは、ビタミンとミネラル。 |
現代人に不足しがちなβカロテンやビタミンC、食物繊維などが豊富なので、加熱するなどして食べるといいですね。 |
■ 食材例→ほうれん草・トマト・白菜・キャベツ・セロリ・もやしなど |
魚は良質のタンパク質の宝庫です。 |
青魚はDHAやEPA・タウリンが豊富な上に、味わいもあり、しかも安価で求められます。 |
サバ缶などの缶詰も種類が豊富なので、利用しやすいですね。 |
■ 食材例→あじ・いわし・あさり・サバ・鮭・まぐろ・たこ・えび・牡蠣・しじみなど |
しいたけは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で、カルシウムを骨に定着させるのに有効と言われています。 |
きのこ類は、食物繊維が豊富で腸内環境を整えたり、ビタミン・ミネラルの宝庫でもあります。 |
■ 食材例→まいたけ・マッシュルーム・しいたけ・しめじ・エリンギ・なめこなど |
いも類は食物繊維と炭水化物を多く含み、糖質やビタミンCが豊富です。 |
根菜類に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えてくれる効果もあります。 |
全般に煮る、焼く、蒸すといった料理にアレンジがききますが、生で食べる山芋もおすすめです。 |
■ 食材例→じゃがいも・さつまいも・里芋・山芋など |
ごはんと味噌汁のセットがあれば「まごわやさしい」も取り入れやすくなりますし、ご飯と味噌汁だけでは足りない栄養素もしっかりと補えます。無理におかずを作らなくてもちゃんと栄養バランスは整いますので今日から早速「まごわやさしい」を取り入れてみてくださいね。