Column
ダイエットにおいてフォーカスすべき数字は体重よりも、筋肉量、体脂肪量です。
筋肉量が減ってしまうと、基礎代謝が落ちる・太りやすくなる・筋力低下・細くはなるが引き締まらない等、様々なデメリットがあります。
なるべく筋肉量を減らさずに体脂肪メインで落とすことを意識していきましょう。
まず脂肪細胞内にあるホルモン感受性リパーゼ(hsl)という酵素が体脂肪に働きかけ、分解します。
これにより、脂肪酸がエネルギーとして燃焼します。
hslを動かせるには、「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」などのホルモンの分泌が必要です。
運動中はこれらのホルモンが分泌される為、脂肪の分解が活発になります。また成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどもhslを活性化させる動きがあります。
インスリンはhslの動きを抑えてしまいます。炭水化物の摂り過ぎは、この点からもダイエットの邪魔になってしまいます。
逆に摂取カロリーが少なくて血糖値が下がると、体脂肪を燃やすように働きかけるグルカゴンが分泌されます。
つまり、運動でアドレナリンやノルアドレナリンを増やし、食事コントロールで血糖値の上昇を塞げば、脂肪分解が促進されます。
例→体重60kgの人が20%の体脂肪を落としたい。
まず体脂肪量を計算します→60×0.20×100=1200→この人の体脂肪量は12kgです。
体脂肪1㎏減らすには7200kcal減らす必要があるので、7200kcal×12㎏=86400カロリー。
6ヶ月で落としたい場合86400kcal÷180日=480kcal→1日あたり480kcal制限する必要があります。
さらに、ダイエットの場合、【たんぱく質=体重×2g 脂質=体重×0.6g】 がベストです。
糖質1gは4kcal、脂質1g9kcal、たんぱく質1g4kcalなので、
ここから計算すると、1日の摂取カロリーの内訳は、たんぱく質120g、脂質36g、糖質266gとなります。
このように、摂取カロリーや三大栄養素の摂取量を守っていくことがダイエットへの近道となります。