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コラム

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健康 2022.03.04

腸内細菌は年齢とともに変わるってホント?

 

おいしいものを食べるとなんだか元気がわいて、幸せな気持ちになりますよね。

それはきっと老若男女問わず共通ではないでしょうか。

しかし、食べたものが実際に体の中でどう消化され、どう健康に影響するかは、年齢や生活習慣などその人によって異なるようです。

近年、加齢とともに起こりやすくなる様々な病気や症状と深く関わることが明らかになってきた腸内細菌も、年齢によって変化することがわかっています。

 

 

腸内細菌は年齢とともに変化する

腸内細菌は年齢とともに変化する

腸内細菌は、「遺伝するものだ」と勘違いされている方も少なくないのですが、実は、生まれるときは、人間の腸内は無菌状態です。

そして、生まれてから周囲の人(主に親など)との接触によって、細菌に感染します。

ですから、両親の腸内細菌のバランスと似てきますが、遺伝ではないのです。

その後、腸内洗浄や便移植でもしない限り、腸内細菌の割合は大きく変化することはありません。

ただし、細菌も食事で食べたものをエサに増殖するため、食生活や生活習慣などで傾向に微妙な変化が生じたりはします。

ところが、それが60歳を過ぎたころから腸内細菌の組成に大きな変化が訪れます

善玉菌が徐々に減り始め、悪玉菌が増え始めるのです

しかも、ウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌といった病原性の強い細菌が増えてきます。

老化のシステムの一環なのかもしれませんが、このような変化がなぜ起こるのかは、まだ解明されていません。

しかし、腸内環境は、加齢によって自然に悪化していくことは確か。

より長く健康を維持するためには、きれいな腸内環境に整える努力も大切なことなのです。

 

 

腸内環境は60歳で急激に衰える?

腸内環境は60歳で急激に衰える

60歳を過ぎると、腸内細菌の組成が変化し、悪玉菌が増加して、善玉菌が急激に減少していくことは、すでに述べました。

特に問題なのは、悪玉菌の中でも有害な物質を作る細菌種が増えるということです。

腸内細菌が生み出した有害物質が、迷走神経や血管、リンパ管などを通って身体のあらゆる場所で問題を引き起こす原因となります

腸のネットワークの優れた機能が、逆に仇となってしまうのです。

例えば、腸内の環境が悪化してくると、勢力を増す「アリアケ菌」という細菌がいます。

このアリアケ菌は、消化液を構成する胆汁から「二次胆汁酸」という有害物質を生み出すのですが、これが発がん性物質につながるのです。

門脈という腸と肝臓をつなぐ血管からその物質が肝臓に入ってしまうと、肝臓がんを引き起こす原因になります。

このほかにも、認知症やパーキンソン病、うつ病などの原因となる毒素を生み出したり、肌を劣化させたり、有害なガスを発生させたり、様々な悪さをする凶悪な悪玉菌が増えてきます

ある意味、老化は腸から始まると言っても過言ではないかもしれません。

 

 

腸内細菌に見る長寿大国ニッポン

腸内細菌に見る長寿大国ニッポン

日本人の平均寿命は、厚生労働省の「平成29年簡易生命表」によると、男性81.09歳、女性87.26歳と世界でもトップクラス。

さらに、日本は先進国のなかでも特に肥満の割合が少ないという健康&長寿大国です。

腸と身体には深い関わりがありますが、日本人の長寿にも腸内環境が少なからず関係しているのではないでしょうか?

ある研究グループが、日本人を含む12カ国の腸内環境を調査したデータがあります。

そこで見えてきたのは、日本人の腸内細菌における4つの特徴です。

日本人の腸内細菌の傾向として、

  • 炭水化物の代謝機能が高い
  • ビフィズス菌が多く、古細菌が少ない
  • 水素を酢酸生成に消費
  • 海藻を分解する酵素が多い

という4つの特徴があったそうです。

 

 

日本人の長寿に関係!?4つの特徴

日本人の長寿に関係!?4つの特徴

ここでは日本人の腸内細菌における4つの特徴について、一つ一つ詳しく説明していきます。

 

1 炭水化物やアミノ酸代謝の機能が豊富

炭水化物の代謝機能が高いということは、より多くの短鎖脂肪酸(酢酸や酪酸)、二酸化炭素、水素を生成できるということ。

短鎖脂肪酸は身体に様々な有用な効能をもたらす栄養素のひとつで、水素は疲労回復に役立つ抗酸化作用をサポートします。

 

2 ビフィズス菌が多く、古細菌が少ない

ビフィズス菌は、腸内環境を整えたり、アレルギー症状を緩和させたりする善玉菌の代表格。

これが多いということは、腸内を健全に保ちやすい状態といえます。

一方、古細菌が少ないのは、エネルギー代謝やたんぱく質の合成に関わる機能が低くなる傾向にあるといえます。

 

3 水素を酢酸生成に消費することが多い

炭水化物の代謝で生成される水素は日本人の場合、酢酸の生成に消費される傾向に。

他国の場合はメタン生成などに消費されることが多く、他国と比べ身体に役立つ方向で消費されていることが考えられます。

 

4 海苔やワカメなどを分解する酵素が多い

海苔やワカメなどの海藻を分解する酵素の遺伝子を、日本人の約90%が保有しているのに対し、他11カ国の場合は最大15%にとどまるという結果に。

海藻類の栄養素を効率よく吸収する能力は、日本人の腸内細菌が持つ特有の能力と考えられます。

 

 

まとめ

これらの特徴をまとめると、日本人はその他の11カ国よりも、人体に有用な栄養素を効率よく取り込むことができ、炎症などを防ぐ抗酸化作用などのはたらきに優れていることが推測できます

日本人の腸内環境は、他国と比較しても健全な状態にあるそうです。

それこそが日本人の長寿の秘密なのかもしれません。

 

 

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