5つのアクションの中でもこのアクションは第一に考えなければなりません。目的がはっきりしていなければ、間違ったダイエットを行い確実にリバウンドします。そして最悪の場合、拒食や過食といった精神疾患にも発展する場合があります。
「健康のため」「運動するきっかけにしたい」「大会に出場したい」「体脂肪の量を減らして今よりもきれいな形の体を作りたい」など、何のためにダイエットを行うのか?具体的であればある程良いです。今一度考え直してみましょう。
そこから自分に合ったメニューを組んだり、カロリーの計算をしたりなどの実践が始まります。
あなたは何のためにダイエットを始めますか?
代謝を上げる習慣を付ける
次に大事なことは代謝です。代謝を上げるためには運動、呼吸、食事の3つからアプローチできます。
〇運動でアプローチ
まずは運動。運動をすることで全身の筋肉量が増え、代謝が上がります。また運動を行うことは、体温が上がったり、自律神経が正常になったりと良いことづくめです。自律神経を正常にする事の大事さについては別の記事「肥満の原因は食べ過ぎより〇〇の乱れ!?」で解説していますので興味がある方はそちらもご覧ください。
まずは週に3回を目安に運動しましょう。通勤を歩きにする、エレベーターではなく階段を使う、朝ご飯の前に歩くなど日常からできることで大丈夫です。「習慣化すること」を目標に運動量を増やしていきましょう。
次に呼吸です。深い呼吸を意識することはインナーマッスルを鍛え内臓の位置を整えます。そうすることで下腹のぽっこりを引っ込める効果を発揮します。また、呼吸は自律神経をコントロールできる唯一の方法です。落ち着きたい時は呼吸をゆっくり行うことで自律神経もリラックスモードへと変わります。そして、呼吸を「鼻から大きく吸う」を意識するだけでも代謝UPします。毎日行うことができ、簡単にできますので普段から意識してみてください。
最後は食事。皆さんは「食事を行いカロリーを消費する」という話を聞いてどう感じますか?一見矛盾してるように思います。しかし、人間にはDITと呼ばれる機能が備わっています。これは総消費カロリーの10%を占めていて意外と馬鹿にできません。この機能を活性化するためには「タンパク質を適量とる」「交感神経優位時に食事をする」ことです。タンパク質を中心とした、楽しいワクワクできるような食卓を意識できるといいですね。
PFCバランスを意識する
PFCバランスとは、総摂取カロリーにおける P(タンパク質)F(脂質)C(糖質)の比を P:F:C=25:20:55にすることです。
ダイエットにおいて辛い食事制限は全くの意味を持たず、場合によっては体調が悪化したり、リバウンドをしたりすることがしばしばあります。
とはいえ全体カロリーの計算なんてめんどくさいという方がいるかもしれません。そんな方へもっと楽な方法を教えます。
P:体重の1.5倍g
F:体重の約0.7倍g
C:1日約200g(茶碗約2∼3杯分)
意外と食べることができると思った方が多いと思います。量を減らすよりバランスに気をつけたほうがダイエットにおいて効率がいいです。ぜひ実践してみてください!
十分な睡眠をとる
これは言うまでもないですが、睡眠不足は、体力が回復することがなく、次の日の活動量低下に繋がったり、寝不足による生活リズムの崩れによって、自律神経やホルモン分泌に悪影響を及ぼします。1日7時間以上は寝るようにし、朝は日の出とともに起きるようにしましょう。