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筋トレ 食事 健康 2022.08.17

サプリメントは、あくまで「栄養補助食品」

今回はサプリメントについてご紹介します。

 

サプリメントが存在する理由

しっかりと固形食でバランスのいい食事を摂れていれば、カラダ作りにおける栄養面の問題は、まず起こりません。

サプリメントは、あくまで「栄養補助食品」

足りないものが見つかったときに、補助する役割にすぎません。

もしも今、サプリメントに頼らざるを得ない状況にある人は、一旦基本に立ち戻って、もう一度普段の食事を見直しましょう

では、なぜサプリメントというものが存在するのかというと、トレーニング直後のように固形物からの消化・吸収がきついときがあるからです。

筋肉に血が回っているときに胃腸にものを入れたくはありませんし、実際食欲も湧かない。

それでも栄養補給は怠りたくないから、咀嚼不要で消化吸収スピードも早いサプリメントでの摂取を手段として選べるように存在しているのです。

 

 

プロテインは準固形食で間食に。アミノ酸、ペプチドはドリンクでサプリ的に。

そのように考えると、トレーニング直後はプロテインのような消化を必要とするサプリメントよりも、アミノ酸やペプチドのように、消化を要さないサプリメントのほうが理にかなっていることに気づきます。

プロテインは準固形食と考えて、溶かす水を少なめに。なるべくドロドロの状態で間食として飲むのが、特性をもっとも活かした摂取方法となります。

溶かす水が多いと消化酵素も薄まってしまいますから。

最近では、アスリートにプロテインの使用を制限することも増えてきました。

というのも「プロテインを飲む」ということだけが習慣化されていて、そこに意味を見出さずに飲んでいる場合が多いからです。

プロテインを飲んでトレーニングが完結するようなマインドになっていたり、なんとなくおまじない的に飲んでいたり……。

そもそもタンパク質を積極的に摂取するのは、筋肉を育てるためです。

現状維持の局面にある場合、もしくは特定の部位に対しては固形食だけで十分だったりするものです。

なお、材料としてタンパク質さえ摂っておけば筋肉は育つのかというと、そういうわけでもありません。

さまざまな栄養素を同時に摂取するからこそ、十分に筋肥大させることができる

そもそも食事を摂る目的は、筋肉を育てるためだけではありません。

「肉だけを食べる」という選択は、ほかに重要なものを欠落させる恐れが出てきます。

 

 

魚1匹丸ごと食べて、さまざまな栄養素を同時に摂取

となると、動物1体を丸ごと食べておけば、生き物として機能するために捧げられたものをすべて摂取できるわけで(余剰分は出てくるかもしれませんが)まず間違いはありません。

牛1頭を丸ごと、とはいきませんので。ここは魚で決着を。魚は、頭の先から尻尾の先まで可食部です。

脳の中枢神経から、皮や骨に含まれるミネラル分までもれなく摂れる。

環境汚染的な観点から、是非がわかれることもありますが、せっかくいただく命です。ありがたく、肉汁を含めてすべてをいただきます。

不慣れな人は、小魚やメザシからでもいいと思います。

あとは手に入りやすいイワシやサンマなどもおすすめです。特に、干物だと食べやすいかもしれません。

 

 

サプリメントを選ぶ時の基準は「五大栄養素の補強」としてのP・V・M

近年、サプリメント業界はマーケットを広げており、五大栄養素以上に分解した栄養素を販売しています。

しかし、それら単一の栄養素を摂取したところで、どれだけの効果があるか。正直、私のカラダでは実感が得られません

なので、今は確実に結果に結びついた食材に、時間もお金も費やしたいと思うのです。

生命の歴史が5億年近くあり、人間の歴史が約700万年。

そう考えると、私たちのカラダでは、固形物を噛み砕き胃腸で消化して栄養素を血液にのせるという仕組みが、まだまだデフォルトなはずです。サプリメントの歴史は数十年。

サプリメントのように、吸収の速いものには対応しきれないかもしれないというリスクを無視できません。

先にサプリメントから得られるものは安心感と書きましたが、まずは、固形物から確実に栄養の吸収を促したうえで、サプリメントで捕捉する。

それが私の今のサプリメントに対するスタンスです。

考え方は人それぞれですが、私の場合「五大栄養素の補強」を目的に据えて、その手段として選んでいます。

まずは最も不足しがちなタンパク質=P。食事をベースにしながらも間食で 飲んだり、食事のタイミングがずれそうなとき、いつでも摂れるように準備を欠かしません。

プロテインを飲むという行為の習慣化について問題を提起しましたが、筋肉をひたすら大きくし続けることを求める場合は、有無を言わさず飲むのが基本となります。

それから、やはり不足しがちな、ビタミン=Vとミネラル=Mもサプリメントで補給していきます。

以前、野菜や穀物からビタミン・ミネラルを意識的に補給する必要性を述べましたが、それでもサプリメントを摂取するのは、トレーニングで消費することも含めて不足する可能性が残っているからです。

たとえば、同じ野菜であっても、産地(土壌)や育て方、管理方法などにより含まれる養分の濃さは変わります。

また、調理の過程で加熱により消えてしまうものも多いためサプリメントを使って十分量摂取できるように、環境を整えているのです。

 

 

まとめ

今回はサプリメントついてご紹介しました。

サプリメントはあくまでも「五大栄養素の補強」を目的に据えた手段です。

目的と手段を履き違えないように、タンパク質、ビタミン、ミネラルを補強していきましょう。

 

 

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