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【イベントレッスン】
筋膜リリース&筋トレ
それでは、筋膜リリースで得られる効果・メリットについて紹介します。
筋膜を正常な状態に戻すことで、体のあらゆる機能が向上し、体にうれしい効果が数多くもたらされます。
筋膜リリースによって、ダイエット効果を高めることができます。
筋膜の癒着が解消されると、これまで圧迫されていた血管やリンパ節が正常な状態に戻るため、全身の血液の循環が良くなり代謝がアップするのです。
また、筋肉の動きが良くなり可動域が広がることで、より多くのエネルギーを消費しやすくなり、脂肪燃焼が促進されるのです。
ただし、筋膜リリースはあくまで副次的に効果を高めるものなので、筋膜リリースだけで痩せようとするのではなく、筋トレやダイエットとの併用が効果的です。
筋膜リリースによって筋肉の動きがよくなり可動域が広がると、筋出力が高まり、筋肉はより強い力を発揮しやすくなるのです。
逆に、筋膜の状態が悪い中での筋トレは、効率が非常に悪くなります。
ですから、柔軟性がなく動きが悪くなっている部位がある場合には、筋膜リリースによって、その部位の筋膜の状態を正常に戻すことが大切です。
また、ギブスなどで長期間固定されていた部位のリハビリにおいても、まずは筋膜リリースによって筋膜の状態を改善することから始めるべきであり、いきなり筋トレを行っても効果は得られにくいのです。
近年、筋膜リリースを行っているアスリートが非常に増えています。
目的は、競技中のパフォーマンスを向上させるためです。
例えばマラソンランナーの場合には、35km過ぎでも体幹が安定した走りを続けることができ、好記録を出しやすくなります。
特に長距離走における後半のスタミナ切れは、筋膜の癒着による体幹のブレが原因であることが多いので、筋膜リリースが効果大なのです。
その他バスケットボールやフィギュアスケートなど、様々な種目のアスリートたちが、競技パフォーマンスの向上を目指して筋膜リリースに取り組んでいます。
筋膜リリースを行うと、肩凝りを改善することもできます。
肩凝りの正体は、実は「筋膜の癒着」であることが多いのです。
筋肉を揉んでほぐしてもすぐに元に戻ってしまうのは、筋肉ではなく筋膜に問題があるためであり、筋膜を正常な状態に戻さない限り、いくら筋肉を揉んでも効果は一時的でしかないのです。
腰周辺の筋肉に痛みを感じる腰痛を「筋膜性腰痛症」と言うのですが、これは、腰の筋膜と筋肉の柔軟性が低下し動きにくくなっているところに、大きな負荷がかかってしまったことが原因で発症する腰痛になります。
ですから、筋膜リリースによって筋膜と筋肉の柔軟性を高め、腰周辺の筋肉を動きやすくすれば、痛みを和らげることができるのです。
また、「ぎっくり腰」の原因の多くは、筋膜の損傷だと言われています。
ぎっくり腰になってしまった後で筋膜リリースを行うことは難しいですが、そうならないためにも、普段からの予防として、筋膜リリースによって筋膜と筋肉の柔軟性を高めておくことが大切になってきます。
筋膜リリースによって、足のむくみや冷えを解消することもできます。
足のむくみも冷えも、筋肉が固くなり血流が悪くなってしまうことが原因です。
血流が悪くなると、血液が体の末端まで届かず「冷え」に繋がってしまうのです。
また、本来血液と一緒に回収されるはずの余分な水分や老廃物が下半身に溜まってしまい、やがて血管の外に染み出し「むくみ」となって現れるのです。
したがって、足のむくみや冷えを解消するには、筋膜リリースによって血流を良くし、下半身に溜まっている余分な水分や老廃物を排出すれば良いのです。
筋膜リリースを続けることで、疲れにくい体になってきます。
特に運動後の筋膜リリースは疲労回復効果が高く、硬くなった筋肉をほぐして柔軟性を高め、血液の循環を良くすることで、老廃物が速やかに排出されるのです。
また、筋肉の疲労回復が促進されることで、筋トレ効果も出やすくなります。
9/22(木)19:00~ 藤崎studio
トレーナー 近江